【M3-春2016】硝子ノ欠片

2016.04.22 Friday

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    どうも、奈緒弥です。

    今回は『硝子ノ欠片』という作品の流れなどを簡単に。
    2009年からずっと制作しているので、初期の頃の作品なんかはもう...拙くて...
    正直今更聴いてください!というのも少し恥ずかしいような。
    だから文字でさらっと説明しておこうかな、と……。


    『硝子ノ欠片』 ――再び出会うための約束をした、2人の少年の物語。






    『硝子細工の明日へ。』 ――大切な君と、ずっと一緒に生きていく物語。



    『硝子ノ欠片-Rebirth-』 ――そしてまた、「繰り返す」物語。



    全作、とても大切で思い入れ深い作品です。

    リバース以外の作品のネタバレを含みますのでご注意ください。

    『硝子ノ欠片』について

    ――風鈴が鳴る。 時がただ過ぎていくだけの、この静かな世界で。
      まるで誰かを呼んでいるかのように。



    硝子の欠片は2人の少年が出会って、別れて、そしてまた再び出会うまでのお話です。

    はじまりは「硝子の心臓」。
    戦争が終わってすぐ、荒野で祐斗と和樹という少年が出会います。
    生き残った2人は段々と惹かれ合い、共に生きることを約束しますが、和樹は死んでしまいます。
    死の間際、和樹は言うのです。

    「君の記憶の中で、生きさせて。」

    これこそが、この『硝子ノ欠片』という作品全てにおけるテーマであります。


    そして時は流れ、再び2人は再会しました。
    ハリーという少年と、ロレンスという少年になって。

    ロレンスと出会う前、ハリーはとても悲しい経験をします。
    それが、「硝子の瞳」で描かれた物語。
    ルイスという人形との"死"別。
    ハリーは思います。「死はとても、哀しいものだ。」と。

    ルイスとの別れによって心を閉ざした彼はロレンスと出会い、また新たに生きるために、何もかも、名前すらも捨てて
    ロレンスと一緒に日本へ行くことに決めます。
    それが「硝子の箱庭」というお話。
    日本は、彼にとって何故だかとても懐かしい場所でした。
    その懐かしい国で、彼はハルという病弱な少女と出会います。
    写真を撮ることを趣味としていた彼は、病院の窓から見える風景しか知らないという彼女の為に
    毎日撮った写真を見せに行くようになります。
    そうして少しずつ心を通わせていくハリーとハル。
    しかしハルもやがて、死んでしまいます。
    また、ハリーは大切な人を失ってしまいました。
    けれど死にゆくハルが遺した手紙が、彼を勇気づけました。
    「もし貴方が、貴方の過去を受け入れて、大切な記憶として愛せるようになったら。」

    ……ハリーは思います。
    「死」は、ただ哀しいだけのものなのだろうか。
    大切な人を失った過去は、果たして、ただ哀しいだけの、不要なものなのだろうか。

    ハリーは彼女の手紙の一文で、前を向くことを決意し、
    一度は捨てた名前を、もう一度、ロレンスに呼んでもらうのでした。

    **

    この3作品は、「再び出会う」ための物語でした。
    祐斗と和樹という2人の少年が、もう一度出会って、今度こそ幸せに、一緒に生きるために。

    「記憶の中に生きる君」と、もう一度会いたい。
    必ず見つけ出す。どんな姿になっても。


    それが2人の少年の約束でした。
    そしてその約束は果たされ、硝子の欠片はすべて繋がり、「硝子細工の明日」が出来上がったのです。

    『硝子細工の明日へ。』という作品は、ふと突然続編を作りたくなって書いたお話でした。
    やりたかったのはハリーの家族問題を解決することでした。
    この作品を書いたおかげで、今回の新作『硝子ノ欠片-Rebirth-』が生まれたわけですが……。
    ハリーがハーガルドに対して「何故あなたがあの選択をしたのか、今なら少しだけ分かる気がする」と言ったのは、
    多分ハーガルドの気持ちに気づけたからだと思います。
    何故ハーガルドはルイスを「殺す」ことにしたのだろうか。
    ……遺されるのって、辛いですよね。「心」がなければ、辛くないけれど。

    **

    硝子細工は、「共に生きる」ための物語でした。
    再び出会った二人が、一緒に生きていく。
    こうして和樹と祐斗の物語は幕を降ろしました。




    そして「再誕」したわけです。
    新たなる、硝子ノ欠片。
    新たなる、2人の少年の約束が。


    それが、新作『硝子ノ欠片-Rebirth-』です。
    この「Rebirth」には上記の通り「再誕」の意味を込めています。
    意味合い的には「Reborn」のほうが強いようですが、響きが良かったのでリバースのほうにしました。

    新たに生まれた約束は、「イヴの心臓」で。
    次なる約束は、祐斗と和樹が結んだものとはほんの少し違うのです。
    何がどう違うのか。……楽しみにしていただければと思います。



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    さてさて、それでは本日はこれで。
    M3まであと2日ですね。
    皆様にお会いできるのを楽しみにしております!
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