三兄弟の話

 

こんばんは、奈緒弥です。

 

 

今回は、ボイスドラマ『Brudeid-誓の黙示録-』の主人公、ブラックマン三兄弟こと

アルベルト、テオドール、エドガーについて彼らの色々アレすぎる関係性も含めて

書いてみようかなと思います。

 

毎度の如くネタバレには配慮しておりませんので、まだ本編を聴いていないという方で、

これから聴く予定のある方はご注意ください……。

 

★ブラックマン三兄弟について

 

 

まず、ブラックマン三兄弟がなぜ三兄弟なのかと言うと

単純に私が「三兄弟」が好きだからです。本当にそれだけです

三兄弟が好きだから、三兄弟が主人公のお話を書こう! ……というただそれだけで書きました。

 

この三兄弟、次男のテオドールは最初名前が違ったとか、エドガーはもうちょっとヤバかったとか色々あるのですが、

関係性自体は初期からずっと変わらないままでした。

何も言わずにことを進めようとする長男と、長男の力になりたい次男と、そんな次男を支えようとする三男。

この軸だけは最初からぶれないようにしました。

ただ、この兄弟の間に在る感情については「兄弟愛」にするか「恋愛感情」にするか

台本を書き上げる直後まで、なんなら書き上げたあともずっと悩んでました。

 

はじめ、ボーイズラブものにしようとも考えていたんですよね。

どうせ父親と「少女」が近親相姦してるんだし、この三兄弟もそういう関係にしちゃっても問題ないんじゃない? みたいな

でもまあ……ただでさえホラーとグロで聴く人を選ぶというのに、

更に視聴者を絞り込むようなことをしなくてもいいだろう…(笑) というのと、

やっぱり「兄弟愛」をテーマにもってきたかったのもあって、一応名目上はボーイズラブではなくなりました。

 

名目上は、とか言いましたが

公式(?)設定で三男のエドガーは次男のテオドールのことが恋愛的な意味で好き という設定をつけてしまったので

ほぼボーイズラブなのでは・・・? とかいうのは置いておきましょうね

 

……ということで(?) ブラックマン三兄弟はとても仲の良い三兄弟、ということで落ち着きました。名目上は。

ただいかんせん私が普段ボーイズラブものを結構書くのもあって、それっぽい空気はぬぐいきれなかったですね。無念です。

 

この三兄弟はとにかく想いがすれ違いまくって決して交わらない、というのが大きなポイントで。

お互いがお互いの事をとても大切に想っていて、守りたいというのは同じはずなのに、なぜかその想いは平行線、溝がどんどん深まっていって、そして最後は互いが互いを絶望させて終わるのです。

特にテオドールは本当に可哀想でしたね。中の人に5回くらい謝罪しました。ホントウニゴメンナサイ

どうしてこんなにすれ違いまくってしまったのかと言うと、互いが互いの気持ちを考えているように見えて、実際は「自分の事しか考えていなかったから」です。

 

作中で「少女」ことガブリエラが言います。

「とっても優しくて、とっても酷い人。 でもそんなところが、魅力的なの。

利己的で、自己犠牲的。 自分が良ければそれでいい。

自分が良いと思うことをすれば、周りも幸せになると思っている 」。

本当にその通りで、この作品の根幹にあるもの。「とても優しい身勝手な人」。三兄弟はそれをまさに体現していました。

 

アルベルトは、

・大切な兄弟を守りたい

・特に本当に何も関係ないテオドールを巻き込みたくない

⇒そのためなら、テオドールたちが傷つくことも厭わず行動する。

 

テオドールは、

・アルベルトが何か抱えているものがあるならそれを共有し、彼を支えたい。

・自分の大切な家族に害為すものがあるなら、それを自分の力で何とかしたい

・弟のエドガーを守りたい

⇒そのためなら、アルベルトの彼を守りたいという気持ちを無視して、エドガーの無理してほしくないという気持ちを無視して行動する。

 

エドガーは、

・テオドールに無理してほしくない、危ない目にあってほしくない。

・アルベルトにも本来は関係のないことなら巻き込まれてほしくない

⇒そのためなら、アルベルトとテオドールの兄弟、家族を守りたい、これ以上壊されたくないという気持ちを無視して、自分が犠牲になるのも厭わず行動する。

 

全員が、「●●のために」「●●に××してほしくない」という気持ちから行動するけれど、その行動はすべてその大切な●●の気持ちを無視していたり、決意を無駄にしていたりするんです。

だってそうしないと、自分が嫌な気持ちになるから。

「●●のために××してあげたい」とかいう気持ちの根幹には、「そうしないと自分が嫌だから」っていう感情があるのではないかなと、私は思っています。

 

でもこれは彼らが悪いわけではなく、仕方のないことなんです。人間だから当たり前なんです、多分。

だからこそやりきれない。本当に優しくて、身勝手な人。

……みたいなことをやりたかったのですが、果たしてできていたのでしょうか。分かりませんね。

 

 

ここからは、各キャラについてちょこっとだけ触れてみようと思います。

主に初期設定と変わったところとか……? 本当にちょっとだけですが

 

 

◆アルベルト・ブラックマン

ブラックマン三兄弟の長男。不愛想だけど本当は優しいお兄ちゃん。

彼は初期から変化したところっていうのはあまりなく。性格やら立ち位置やらもほぼ最初から決まっていました。最後死ぬのも。

強いて言えば、はじめはメイドのメアリに恋されていて、本人も実はメアリのことを想っていて…という設定にしようかな、と思っていたくらいでしょうか。両片思いってやつですね。

職業についてなのですが、イメージ的には大学で色々研究している感じですかね。作中はずっと家にいましたが。ニートではないですよ?

もしボーイズラブものだったら、テオドールとキスさせようと思ってました。すごいどうでもいいですね。

 

◆テオドール・ブラックマン

ブラックマン三兄弟の次男。温厚で家族を愛する美青年。かわいそう。

彼が一番設定が変化してるんじゃないでしょうか。上述した通り元々違う名前の予定でしたし。

「テオドール」という名前にしたのは、「テオ」っていうあだ名が好きだからですね。

彼は年齢がキャスト依頼直前に変わっていて、一応決定稿だと25歳なんですが、元々は22歳のつもりでした。

…が、エドガーの設定との兼ね合いで急に+3歳されました。

22歳設定だったころは、大学生で、今丁度長期休暇中で…という設定にしていたのに、急遽25歳にしてしまったせいでニートみたいになって困りました。でももう彼はニートでもいいような気がします。

それから、初期だとメアリに恋をしている設定でした。メアリに微笑まれるたびに頬を染めてエドガーに突っつかれてたりとかしました。可愛らしいですね。

あと「少女」にたぶらかされるとか、エドガーと同じく「少女」の鈴の音が最初から聴こえていたとか、両足を完全に失う予定だったとか、なんならだるま状態にしようと考えてたとかそういう細かいところが変わってますね。

変えて良かった。

 

◆エドガー・ブラックマン

ブラックマン三兄弟の三男。儚げな雰囲気のある美少年。でも実際は三兄弟の中で一番心が強いと思います(笑)

彼もあんまり初期からぶれてないですね。初期からテオドールのことが好きでした。あとよくテオに抱きついてた。

初期稿だともうちょっと儚さがあったのですが、修正していく内に逞しい子になっていったような気がします。

彼の逞しさはテオドールへの愛情からきているので、多分修正を重ねるうちにテオへの愛情も強まっていったんだと思いますね。

まあテオドールみたいなタイプは一緒にいる人がぐんぐん彼を引っ張っていってくれるようなタイプじゃないと共倒れしてしまうので逞しくならざるを得ないと言うか。

良くも悪くも初期稿からずっとテオドール一筋で、なんかすごいなって思います。

なんでこの子こんなにテオのこと好きなんですかね?

テオがメアリのことを好きという設定にしていた当初は、普通にテオの恋を応援していました。特に嫉妬するでもなく。メアリがアルのことを好きなのを分かっていたから余裕があったのかもしれない……?

 

 

……こんな感じですかね……?

正直テオ以外はそこまで大きな変化がないですね。改めて初期設定とか初期稿を読み返して気づきました。

何でテオドールだけこんなに変化したんだろう?

 

ところで「名目上は」ボーイズラブものではない、と言い張っているBrudeidですが、実際のところは結局どうなの? みたいなことをたまに聞かれたり聞かれなかったりします。

で、結局どうなのかと言うと、エドガー⇒テオドール以外は、全員兄弟愛です。それだけは断言しておきます…(笑)

ただ、テオドールはアルベルトに尋常じゃなく依存しているところがあるので、兄弟愛が濃厚すぎるきらいもなくはないのですが。

アルベルトから弟たちへの愛情とエドガーからアルベルトへの愛情は、純粋な兄弟愛で、テオドールからエドガーへの愛情はやや依存も混じりつつの兄弟愛…って感じでしょうか。

続編になるとテオドール⇒エドガーがまた少し変化しているのですが、基本はこんな感じですね。

 

 

ここまで書いて、冒頭で「色々アレすぎる関係性」などと言いましたが

いうほどアレな関係性ではないなと思いました。 そもそもアレってなんだよって感じですが。

 

この兄弟はお互いを本当に大切に想っているけれど、でもなぜか全部一方通行になってしまっていて、

その結果色々と拗らせてぐちゃぐちゃになって悲しい結末になってしまった、不憫な子たちですね。

一部恋愛感情があったり強い依存心があったりと、普通の兄弟に比べれば「アレ」な感じかもしれません(笑)

…という意味で、「アレすぎる関係性」なのかな? と ……なんでもかんでも「●●すぎる」っていうのはよろしくないですね。

 

 

さて、締めがちょっとおかしいですが、今回はこれで。

長々と読んでいただきありがとうございました。

00:00 | 創作 | comments(0) | - | author : 奈緒弥
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